ペットや社会の時事に思う事

ペットと人に関する問題やその時々の時事について感じることを書いています

東京レプタイルズワールド2017に行ってみた


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5月20日、21日の両日、池袋サンシャインシティ展示ホールA1.2.3、10:00~17:00に行ってみた。

 

通常のイベントは日曜日の方が混みそうなもんだが、このイベントは土曜日の方が混んでいた。それもそのはず、この業界のイベントは、展示販売になっていて、むしろ各店舗の出張販売の趣がある。

客はもちろん、入場料を払って入るのだが、イベントにも拠るが、概ね1500円前後が相場だ。

それを払ってでも、客がイベントに来るのは、そもそも爬虫類や猛禽類、小動物を扱うショップは限られていて、一度に多くの種類を見たり買ったりしたければ、こういうイベント型展示販売に限るのだ。

 

最近は特に若い客も増えて、入場者も各店の売り上げも増えているようだ。

イベントの数自体も増えていて、昔は東京、大阪、静岡がメインだったが、今では名古屋、神戸、福岡でも定着している。

 

爬虫類飼いで有名な芸能人では、アルフィー坂崎幸之助が昔から公言しているが、最近では若い女性タレントでも、蛇やイグアナを飼っているなど公共電波を通じて発言したりしている。

そういう影響もあってか、若い女性が爬虫類を買っていく姿が多くなった。

ひと昔前なら、カップルで男が飼いたがっているのを、女が「気持ち悪い」と言って一蹴してしまうケースが多かった。

今ではその逆で、女が「カワ(・∀・)イイ!!!!飼っていい?」と男に聞くと「よく考えた方が良いよ」と男が及び腰になっているケースが多くなっている。

 

女性が市民権を得たのだ。

遅れてきた市場開放。

今後、女性の力でますます活気を帯びてゆくだろう。

この超高齢化社会を迎えようとする日本で、今後の成長が見込まれる稀有な市場だ。

 

ママの時代は、爬虫類を飼う女は皆無といって良いほどった。

勿論、飼ってる女もいたけど、特殊な業界の人と言う感じだった。

時代は変わるもんだとつくづく思う。

 

でも、ママにしてみれば微妙な気分化かもね。

市場が広がり、女性の趣味の範囲と認知され、良いことばかり・・・でもないようだ。

イベントは人で溢れ、欲しいものが先を越され手に入らなくなっている。

 

実は、ママは昔、この爬虫類業界のイメージを変えるのに一役買っている。

 爬虫類飼いが一般的ではなかった頃、ママはなんと俺たちの大先輩の「猫とイグアナ仲良し」にして写真週刊誌に売り込んだ。

一緒に寄り添ってる写真を送ったら、直ぐに反応があった。

案の定、「合成じゃないですよね?」なんて聞いてきた。

ほーらね。「嘘だと思うなら、他の写真週刊誌に持ち込むから良いですよ。」とママ。

「ちょ、ちょっ、ちょっ、ちょ、ちょ、ちょとまて、ねえさん。」と来たもんだ。

今はもう、この写真週刊誌は廃刊になってしまったが、この写真記事はもの凄い反響があった。

今でこそ、YouTubeで世界中の動物おもしろ動画など検索すれば、様々な動物の仲良し動画を拝見できる。

けれども、まだ爬虫類がペットなんて信じられない時代、イグアナを見てワニだと言う時代、もちろんそんなに昔の事ではないんだけど、少なくともイグアナと猫が仲良しなんて信じられなかった。

実際、今でもめったな事では見れない光景なんだけどね。

 

この時の反響の凄さを語れば、後日談を1冊の本に出来るかもしれないくらいだ。

と言う訳で、今日はおしまい。

 

まあ、爬虫類もペットとして市民権を得ても良いんじゃね。

猫の俺の素直な気持ち。

あっ!毒はダメだぞ!毒は!